2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

チャーハンじゃない

ばあさんがどこかからか乾燥アミをもらってきたので、それを使ってチャーハンを作った。ネギとアミと卵と塩だけで作るチャーハン。銀シャリを金シャリへ、の鉄則通り。 たまに中華料理屋のくせに、炒り卵からチャーハンを作る料理人がいる。こないだ入った中…

イモ焼酎を飲みながら

本日うちのおばあさまが九十歳の誕生日を迎えた。叔母さんが九十本のバラを持ってきた。粋だなあ。しかし九十歳というと生まれたとき第一次世界大戦中ですよ。そんなに長く生きてんのかよと思うのと同時に、色々なことが起こったのって結構最近なんだなあと…

ガス抜き

猫がざぶとんに座っている様子は web でもよく見かけるけど、うちの近所の飼い犬りょうくん(良い子だから良、らしい)は、犬のくせにざぶとんに座っている。家の中で飼われている犬ならそれもわかるが、外で飼われているりょうが犬小屋の前のざぶとんに座っ…

本日天気晴朗なれども

道を歩いているときに横の草むらでガサガサと音がして、もうヘビが出たのかと思いびっくりした。たぶん違うと思うけど。ヘビのみなさんには一生冬眠していてほしい。 親父が「運動すると腰がちょっと変かも」と言って整骨院みたいなところに行ったらしい。そ…

以前よりウイスキーを飲まなくなったし、飲むときも生のままでてきとうに飲んでいたから気づかなかったのだが、今うちの冷蔵庫にはちゃんとしたロックアイスがある。さっき気づいた。確か去年の秋、親戚がたくさん来たときにロックアイスを買った記憶がある…

もう字が書けない

昨日は赤鉛筆を使って資料にチェックを入れる、なんてことを仕事でしてたんだけど、それがもう異様に楽しかった。仕事では、ふだんパソコンを使うことがほとんどだから、分厚い紙の束をぱらぱらめくりながら赤鉛筆をさらさら走らせるのは新鮮だった。なんだ…

混乱の一週間が終わって、昨日今日と部屋でぼーっとしていた。ぼーっとしていると無性に酒が飲みたくなってきたので、昨日近所の酒屋さんでウイスキーを買った。 日曜日の今日は微妙に晴れたし、風もそんなに冷たくなかったから、久しぶりに近所をぶらぶらと…

冤罪

うちは田舎にあるものだから、近所には押しボタンの信号が多い。うちの家からすぐの横断歩道も、押しボタンの信号だ。でもその横断歩道がまたぐ国道は、田舎とはいえ重要な道路であるらしい。バイパス建設中だが、今のところA市とB市をつなぐ国道はそれ一本…

ふてぶてしい

昨日なまけたバツなのか、いざ出かけようとすると雪。気温は五度だったらしい。出かけるまえに Web で天気予報を見たのだけど、冬型の気圧配置になると福岡って仙台より寒いのな。いつもそうではないだろうが。七大都市だけの全国の天気予報を見たので、福岡…

昼の三時に日記を書いている

朝から気分が乗らなかったので、今日やる予定だった外での用事を明日に後回し。「今日できることは明日でもできる」と思うこと。これは大人に必要なものなのである。だが大丈夫だろうか、予定がかなりぎりぎりな予感。少しプレッシャー。 そんなプレッシャー…

再読(斜め読み)

レディ・ジョーカー〈上〉作者: 高村薫出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 1997/12/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 50回この商品を含むブログ (116件) を見るレディ・ジョーカー〈下〉作者: 高村薫出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 1997/12/01メ…

買った本

一階でも二階でもない夜―回送電車〈2〉作者: 堀江敏幸出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2004/06メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (41件) を見る司馬遼太郎が考えたこと〈1〉エッセイ1953.10~1961.10 (新潮文庫)作者: 司馬遼太郎出…

推敲

ここ二、三日、公私ともにちょっとバタバタしていた。と言っても、時間的に余裕がなかったというわけじゃなくて、非常にマルチタスクな状態だったというだけ。こういう状態って疲れるというより余裕がなくなる。自分を取り巻く状況を把握できなくなる感じ。…

もうすぐ十年

NHK で放送された高村薫さんの番組を観た。阪神淡路大震災から十年、というような番組内容だったけれど、地震のことだけではなく、人間、理系文系、この国のこと、と色々考えさせられる内容でとてもよかった。

ほっとこのみやき

洋菓子的な甘さは別に嫌いではないんだけど、和菓子的な甘さは結構苦手。だから上の物体を「これおいしいって評判なんよ」と渡されたとき、正直「うげっ」って顔になった。なぜなら上の円盤型物体には、ふつうあんこが入っているから。 けれどもひとくち食べ…

買った本

4TEEN作者: 石田衣良出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/05/22メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 87回この商品を含むブログ (143件) を見るフツウであることに満足できなくなった男のための63章 再び男たちへ (文春文庫)作者: 塩野七生出版社/メーカー:…

呆然

ガキのころ、間違い電話をしてしまうことは結構恐怖だった。友達の家に電話したつもりが、さっきまで小学校で一緒だった友達のでも、聞きなれたおばちゃんのでもない声が受話器から聞こえてくる。全く知らない大人の声が「はい、○○です」などと言う。僕は間…

風景

そこに、犬と猫がいる。どちらも僕の家を拠点にしているが、その生活半径は微妙にずれている。犬は我が家の飼い犬であり、だいたいは家の中で暮らしている。猫は野良猫であり、だいたいは屋根の上で暮らしている。 少しずれている二匹だけど犬は外に散歩をし…

ハニー

ピン……ポン ピンとポンが鳴るとき、適切な日本語ではないが、二つの音と音との間には「間(ま)」がある。字面から想像して、この音が例えば玄関のチャイムだと想像した人も多いことだろう。だがそうではない。これは同級生の久美の、携帯電話の着信音なのだ…

ひとことで言うと

「ひとことで言うと、ビールにもちゃんと注ぎかたってものがあるのよ」 彼女はそう言って、三百五十ミリリットルのビール缶を高く掲げた。テーブルの上にはグラスがあり、遥か上のビール缶から、金色の液体が派手な音を立てて注がれている。 「泡ばかりじゃ…