アイフォーン

 ケータイをSIMフリーのiPhone 6sに変えて、いわゆる格安SIMカードで運用することにした。前々からわかっていたことだけど、auiPhone 5sを2年利用し、機種の割賦代金を払い終え、月々の料金が1000円程度アップしたことがきっかけだ。と、こうやって事実を淡々と書いただけでも、おかしな話だよまったく。
 携帯電話の料金に関しては、総務省? などが色々とやっているようだけど、ユーザー側が望む解決策は単純だ。通話をあまりせず、パケット通信もあまりしない人向けの「プランの組み合わせ」を実現すればいいだけ。ソフトバンクだと、ホワイトプラン+データ量1GBとか。
 しかし現実は通話をあまりしない人は、大容量7GBで5000円代のパケット定額サービスに加入せざるをえず、低容量1GBの割安なパケット定額にしようと思ったら、2000円以上の通話し放題サービスに加入しないといけない。なんでこうなんだろう。ケータイ大手3社のこのサービス形態は、もはや「いやがらせ」だと思うんだけどね。というわけで、たとえサービス面で少し不便があろうとも、まともなサービスを提供している格安SIMに移行することにした。というか格安SIMじゃなくて「まともSIM」と言いたい。
 ちなみに使っているインターネットのプロバイダが提供しているまともSIMを使うことにした。音声通話とSMS付きのデータ容量3GB。データの追加購入や繰り越しもできてドコモ回線。月額料は1500円くらいだ。半年間はキャンペーンで0円。SIMフリーのiPhone 6sをAppleで買って、2年の割賦にしたから、月4000円である。新しいiPhoneに機種変更することで、これまでより4000円くらい安くなった。本当におかしな話。
 3大キャリアが使えないデメリットだけど、よく言われるように年齢認証ができないこと。これによってLINEのID検索ができなくなるわけだけど、これはQRコードの作成でなんとかなる。ezweb.ne.jpのようなキャリアメールが使えない点については、うん、これは確かに面倒くさい。ただ、キャリアメールのためだけに月々4000円多く払うことはない、ってのが私の判断であった。
 あとやっぱり、せっかく買ったケータイを長く使いたいってのがある。2年経って割賦代金払い終えたのなら、機種変更したほうがお得、という風潮が嫌だ。これはクルマにも言えること。古いクルマを大事に乗っていたら税金が増える。環境に悪いクルマに乗りやがって! という理屈らしい。と言いつつクルマに関しては新車欲しい。スズキのイグニス。スズキは応援しましょう。
 ところで、iPhoneは昔、2年ごとに買い換えたいと思えるような道具であった。3Gのころから、あのリンゴマークの道具を、電車でポケットから取り出すのがちょっと恥ずかしいなってころから使っている。使っているけど、私が長く使いたいと今回思ったのは、Apple製品にここ数年ブレイクスルーがないってことなのかもしれない。7で世界がひっくり返るような機能がつく、またはデザインになるという可能性もあるかもしれないけど、まあ、ないだろう、と。この6s長く使いたいなと。
 これまでiPhoneはカバーもつけず、画面保護フィルムもつけず、そのままで使ってきた。でも今回は、強化ガラスのフィルムを貼ろうと思う。ずっと「割れたときは割れたとき。そのときは新しいiPhone買うぜいえーい!」と周囲に公言してきたけど。もうそんな感じじゃないみたい。