シルバーウイーク

 シルバーウイーク突入。多くの人たちに5連休という恩恵を与えてくれているこのシルバーウイークが、土曜日日曜日はともかくとして、どのような祝日で構成されているのか、これを書き始めている今よくわかっていない。多くの人もなんとなく「シルバーウイーク」というひとかたまりで認識していて、それぞれの祝日のことは知らないんじゃないか。というわけでカレンダーを見てみました、今。21日月曜「敬老の日」22日火曜「国民の休日」23日水曜「秋分の日」
 国民の休日ってなんだ? さらに調べる。ほうほう。たぶん「祝日と祝日に挟まれた平日を休日とする」ということだろう。土日でもなく、祝日でもなく、「休日」
 ところで、宇宙バカとして申し上げておきたいところなんだけど、秋分の日というものは、天文計算上決まる。だから毎年一定の日というわけではない。春分の日もだ。また、元々9月15日だった「敬老の日」がハッピーマンデー制度により流動的になることによって、なかなか面白いことになっている。つまりハッピーマンデー制度によるランダムと、天文学的なランダムによって、シルバーウイークの形態が決まる。
 敬老の日は、9月の第3月曜ということになっている。つまり、9月15日から21日のいずれか。そのため、天文計算上決まる秋分の日が21日、22日、23日のいずれかとなり、かつ水曜日となった場合に、その2日前の月曜日が敬老の日となる。こうなった場合に、火曜日が国民の休日となる。結果として敬老の日前々日の土曜から5連休となる。天文という自然現象と、法律という人為的に定めらたものにより発生するランダムなコラボレーションとしてのシルバーウイーク。こういうの嫌いじゃない。
 ちなみに前回5連休が発生したのは2009年。今年2015年を経て、次回は2026年である。2020年は、敬老の日が9月21日になるものの、天文計算上、秋分の日が9月22日となる見込みのため、あいだの平日が発生しない。次の2021年は、敬老の日が9月20日になるけれど、秋分の日が9月23日になる見込みのためやはり5連休とはならない。ちょっと寂しい。もうちょっと、そうだな、5年に一度くらいの確率に高めたい。だからもうひとつ、何か素敵なランダム要素を組み込みたいんだけど、何かいいのないかな。