通の酒飲み?

 焼酎を飲みたいという気分だったのに、ウイスキーのロックを飲んでいる。僕はほぼ毎日酒を飲んでいるわけだけど、一日にビールの350ml缶一本と、強い酒一杯という決まり。そして、次の日が仕事の時は、強い酒といっても焼酎にしている。次の日が休みのときは、ウイスキーやジンなどの強い酒を飲んでもいい、というルール。と言っても、最近ジンを飲んでいないな。
 最近日本酒にも興味がある。焼酎よりもアルコール度数が低いのに、冷やでも熱燗でもチビチビ飲める感じがよいと思う。
 問題は、日本酒はそれだけで飲むとなんとも味気ない雰囲気があるということだ。つまり、食とともにあるお酒だろう、ということ。
 強い酒を飲むときに、僕はつまみを必要としない。たとえそれがナッツとかそういう気軽なものであっても、つまみを食べるという行為が、酒を飲む純粋性を損なってしまうような気がする。誰かと飲むお酒は別だけど。あれは、お酒のほうがつまみになっているのだ。
 僕にとっての酒のつまみというのは、酒を飲みながらやると素敵なこと。それは録画していたテレビを観ることだったり、音楽を聴くことだったり、本を読むことだったり、文章を書くことだったり、ゲームをすることだったり。キセルをふかすことだったり。
 まあそういう“つまみ”は明らかにナッツよりも気を引くことなので、酒を飲む純粋性を損なう、という意味ではどうなのかな。今唐突にそう思った。なんとなく、大の寿司好きは寿司屋で刺身を食べないのだぜ、というような話も今、思い出している。