ビターっと

 今日は人んちまでおでかけ。行きがけは道路工事による渋滞や車線変更に苦労し、夜遅くになった帰りは、まあパトカーの多いこと多いこと。季節の風物詩とも言える。
 帰り、駅のロータリーで連れを二人下ろし、さああとはおうちまで、と大通りに出る前の一時停止、二十メートルほど背後からすさまじい視線を感じた。停車中のパトカーからのね。止まりますよ、ビターっ! とね。思い出す、教習所の卒検前に、担当の教官から「卒検、一時停止は絶対ビターっ! と止まってくださいね」と言われたことを。ビターっと!
 帰宅後、鬼平犯科帳16巻最後の章を読み終え、ずいぶんと豊富だった積ん読がついになくなった。図書館だろうが本屋だろうがブックオフだろうが、明日はなんとしても本を仕入れねばならない。常日ごろから、読みたいと思う本があったときには、なるだけ迅速にAmazonの「ほしい物リスト」に追加するようにしている。
 本に関して最近触発されるのは、Twitterで人のツイートを見たときが多い。今ほしい物リストを上から順に見てみると、児玉清さんのエッセイ、又吉直樹さんのエッセイ、ジーキル博士とハイド氏、こころ(漱石)という感じだね。もちろん鬼平犯科帳17も手に入れます。
 漱石のこころは若いころに読んだけど、今読み直したい感じ。司馬遼太郎先生も、こころは若いころに読んでよくわからなかったけど、年を重ねたあとに読んでずいぶんよかったと、何かのエッセイで言っていた。そして、こころを読み直してみようかなと思ったのは、若い女の子のツイートの影響。かなわないな。
 そしてほしい物リストには、現代語訳信長公記(しんちょうこうき)も入っている。ずっと興味を持っていたし、いつか読むのだろうと思っていたけど、とうとう読もうかなという気がしてきてる。