2013年最後の日

 なぜかこの年末は、ずいぶんとストイックに過ごしている。十二月二十六日から一月三日までの九連休だが、だらけ切ることなく、やるべきことは淡々と。今日は午前中から靴の手入れをし、やり残しに気づいた片付けをし、今年書いた手帳を読み返したりした。そのあと今年のまとめ的なものを手帳の後ろのほうのページに書いたけど、たかだか一ページでまとまった。
 朝方の空の雰囲気で、今日こそは晴れるかなと思ったけど、今はどんよりと曇り。毎年「最後日の入り」を見たいと思うんだけど、毎年曇り。でも、夕方ちょっとクルマで出てみるのもいいかもしれないと、今思っている。数日前までは付近の山々が真っ白だったので、日の入りを見るなら海方面の選択肢しかなかったけど、今日は雪の気配はない。山道、根雪も恐らくないだろう。
 今年はテレビやゲームが面白い一年だった。必然的にイエンチュ(家人−インドアの意−)な一年だったのかなと感じるけど案外そうでもなく。一拍二日で遠くまでドライブしたり、海岸に立ちこんで釣りをやったりもした。でもやっぱり、イエンチュな一年だった。
 この十二月二十六日から三十一日という期間が一番好きだ。みんなもクリスマスだの正月だのわいわい言うけど、ほんとはこの期間が一番好きなんでしょう? でも、クリスマスや正月をヘイトする気持ちもない。明けたらまあ、めでたいよ。年末はまた来年も来るし。来年のこの期間に、また「ふぅー」と穏やかな溜息がつけるように、その心持ちになれるように、元旦からの三百六十日がある。
 今年一番残念だったのは、アイソン彗星の崩壊。またああいう彗星が発見されるといいし、夜空に彗星を降らすのは俺だ! なんて意味不明な一文を最後に思いつきつつ、皆様よいお年を。