一本桜

ひっそりと評判の一本桜を観にクルマでブイーン。千女房の山桜。

どうもこのへんは城跡っぽい。昔は城に続く道だったのかどうか知らないけど、いい感じの小径、と人々は言いそうだ。僕は「タケノコ生えてないかな」と思いながら歩いていました。

山桜は花と葉が同時に咲くらしい。知らなかった。昔誰かが、桜のすごいところは花だけなところと言っていたけど、山桜はあてはまらない。

入りきらず。

ちょっと離れて。

樹齢約300年の幹。

真下に潜り込んで見上げてみる。

この場所、一本桜への最後の目印立て札。行きはこの立て札の下、かわいらしいおばあさんが座っていた(勝手にみかんちゃんと命名)。帰りにも座っていたらちょっと話しかけて写真撮らせてもらおうと思っていたけど、桜の番人、みかんちゃんはいなくなっていた。

みかん。

実は去年もこの一本桜を観に行こうとしたのだけど、道に迷ってたどり着けなかった。誘導の立て札が立っているのになんでたどり着けなかったんでしょうね。たどり着けなかった去年の僕が眺めて帰ってきたのが、神社の桜。染井吉野

去年とほぼ同じ構図で撮ってみる。去年ここを訪れたときはひどい心持ちだったけど、あれから一年経ったのですね。

駐車場から一本桜までは細い道を10分くらい歩くんだけど、両脇に並ぶ家はなぜかことごとく犬を飼っている。田舎の猛々しい番犬ばかりで、山道にたどり着くまではずっと犬に吠えられっぱなしといっても過言ではない。
そして駐車場にはぽつねんとミーのカーが。穴場チック。