初めてのオイタ

 昨夜はふく(下関読み。福岡的にはふぐ)を食べに行って、散々飲み食いして帰ってきた。それでもひとり七千円也。
 結構飲んだので、休日の今日はお昼前に起床。なんだか色々とやることはあったのだが、とりあえずクルマで昼飯を食いに行こうと思って、前々からチェックしていたラーメン屋をiPhoneのカーナビアプリに登録し、いざ。
 初めて走る道で、気持ちいい道だなと思いつつラーメン屋に向かっていたのだが、うっかり通り過ぎてしまった。ちょっと行ったところで、いい感じに方向転換できそうな空き地があったので、バックで突っ込む。すると、全輪がズブズブズブと底なし沼に埋まるように埋まってしまった! なんと!
 しばらく前進してみたりバックしてみたりを試してみたが全然だめ。「おーい!」っつって道行くクルマを押しとどめて助けてもらうことも考えたが、どうみても手押しで脱出するにはタイヤ埋まり過ぎ。そんなわけでJAFに電話。
「35分くらいで伺います。なるだけ急ぎます!」
 とコールセンター的なおねえさんが言っていたので、安心してクルマを離れ、のんびりと通り過ぎたラーメン屋へ。クリーミーなとんこつラーメンを食したあと、ふとポケットからケータイを取り出してみると、見慣れない着信履歴が。すいません、私、バイブに気づけない人なんです。
 かけ直してみると、前の現場での作業が思いのほか早く終わったので、もうすでに俺が伝えた“クルマ埋まり現場”まで到着しているとのこと。走ってクルマのとこに戻る。というか走っているフリをして戻る。
 現場に戻ると、気の良さそうなあんちゃんが二人ほどいて、俺はすぐにクルマに乗り込んであっという間に脱出した。一時はクルマごと底なし沼にハマってしまうかと思ったが、レッカー車のパワーはすごいぜ。
 俺の「To do リスト」には「JAF解約」という一行があったのだが、今回の件で、自動解約になるまでは継続しようかなと思った。