ブラインドの隙間から

 今までほとんど縁のなかった、いわゆる紳士靴に最近興味を持っているので、よくネットで靴好きのブログを読んだり、無駄に画像検索とかして楽しんでいる。そしたら、やたら詳しくなってしまった。
 そしてうちの部署には、いつもやたらいいスーツをビシッと着こなしている昭和風の男前がいるんだけど、紳士靴に詳しくないころは、きっと靴も良い物履いてるんだろうなあって勝手に思ってた。
 だけど今になってよく見ると、全然そんなことないのな。いい靴どころか、ちゃんとした皮ですらない靴を履いているような気がする。
 あそこまでスーツとかネクタイとか、あまつさえベルトにさえも気を使っているのに、靴だけちょっとなあって人はきっと珍しい。
 今「あまつさえ」の使いかたがこれで合ってるのかなあと気になってますが、要はその男性はすごく昭和的なので、なんだか西部警察とかに出てくる感じなので、ちゃんと僕なんかが買わない良い靴を買って、ガードレールを無駄に飛び越えたり、水溜りを駆け抜けたりして欲しいってことです。あ、だからいい靴履いてないのか。