きゅう靴

 レッドウイングで、なんか変な、でもスマートなブーツがあったので買った。三万円也。店の人の、
「これ細身だからサイズ大きめじゃないと入らないですよー」
 との言葉どおり、1サイズ大きめを買う。
 長さ的にはどう考えてもジャストフィットなんだが、ジャストフィットでもとにかくきつい。皮が柔らかくなるだろうから、そのうち良い履き心地になるんだろうけど、そうなるまでが相当きつそう。
 がんばって履きこなさないと、と思っていたのは最初の三日くらいで、今ではすっかり週一ペースである。でもまあ、それでもいつか柔らかくなるだろう。
 それにしても、人類の歴史は進化する方向にしか進まない(進めない)と何かで読んだ気がするが、靴は果たして進化した結果が今の形なんだろうか。どう考えても、わらじとかのほうが楽だし機能的な気がする。