いつの日のことだったか。

 年明けて最初の仕事外出の日に、久しぶりに河原で弁当を食べた。寒い冬の日に河原で弁当って物好きね、と思われるかもしれないが、その日は朝からわりと暖かかったのだ。
 朝からわりと暖かかったのだが、用事を済ませ弁当を買い河原に行くと急に日がかげってきた。雲が切れ切れに浮かび始め、太陽が顔を出しているときは暖かいのだが、雲の向こうに消えると冷える。太陽が出たり入ったり。
 流れてくる雲を見、そろそろ寒くなる、そろそろまた暖かくなる、と思いながら弁当を食べた。