昨日の夜、コタツの片隅にはラム酒があり、それは僕が飲むはずのものだったのだけど、面妖なる力学の災いが降りかかり、マイパソコンさんがぐびっとあおってしまいました。簡単に言うと、パソコンにお酒こぼした。
 パソコンさんは主人とは違いかなりお酒に弱かったらしく、お酒を飲み干してから十秒後には気絶、つまりフリーズ。寝てしまったパソコンさんを起こそうとすると、つまり起動しようとすると、ピピーガガーといびき、つまり警告音を発しながらよれよれと起き上がる。
 起き上がったパソコンさんはメモ帳に勝手に「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」なんて書き始め、びっくりした僕がそれを止めると、今度は絶対に「w」を書いてくれない。つまり「w」が打てない。それでも無理やり力ずくで文字を打っていると、ときどき勝手に「w」が挿入されてしまい、文章wwwwwwがwwwうぇwwwwwwおkwwwwwwこんな感じwwwwになる。パソコンさんは、笑い上戸だったのです。
 さて一夜明けて、とりあえずキーボードを外してみる(ノート PC です)。で、その状態で起動すると、警告音なしですんなり起動。つまりハードディスクはいかれていない感じ。たぶん起動時に「w」が押しっぱなし状態になってて、それでやばかったのかと。というわけでキーボード交換だけで済むかな、などと思いつつ色々いじくっているうちに時はたっていったのですが、なんだか時間の経過とともに、「w」が打てるようになった。これはつまり、「乾いてきた」ということですかね。
 晩ごはん前までは打てると言っても「w」の反応はかなり悪く、やっぱりキーボードは買い替えようと思ってたんだけど、今こうしてタイプしてて完全に元の状態に戻っている感じ。よかった。


 おわり。