まむが

午前中は自宅でのんびり作業して昼過ぎからお出かけ。用事が終わった後セブンイレブンに寄ったら、横山光輝の『三国志』のリバイバル版? みたいなのを発見。思わず買ってしまう。最近こういうの多いですね。他には『釣りキチ三平』とか。
横山光輝の『三国志』は確か十八歳くらいのときに全巻一気読みしてとても面白かった記憶があるんですけど、今読んでもかなり面白かったです。今日たまたま買ったのは、関羽張飛が死んで、玄徳が復讐の呉征伐をしているところ。曹操も死んでしまうところ。
ところで曹操が華陀という名医の「頭にデキモノができている。取り除かないと」という言葉に怒って殺してしまうシーンがあるんですが、これってほんとなんですかね。ほんとということになると、中国では千八百年ほど前から脳外科があったことになる。ちなみに後期の諸葛亮孔明は明らかに軍の最高司令官になっていて、これが世界初のシビリアンコントロールかなとも思ったり。空爆もこの人の岩石落としが最初だろうか、部隊ということを考えると義経の逆落としかもしれん。教科書的にはヒトラーのスペイン空爆
あと漢最後の皇帝は献帝というのですけど、この『献』という字、昔は右側が『犬』じゃなく『大』だったと聞いたことがある。献帝のあまりのだらしなさに、後世の人が「こんなやつ犬だ」と点をつけたのだとか。献帝は魏の王に帝位を禅譲してしまうのですけど、もしかしてここから「献上」という言葉ができてるのだろうか。ちなみに「政治」という言葉は、秦の始皇帝の本名が「政」で、政さんが治めるで「政治」らしい。
あとずいぶん前から「不倶戴天の敵」の不倶戴天てどっから来てるんだと思ってたんですけど(調べもしないので十年くらい放ったらかし)、関羽を呉に殺された劉備が「軍師よく聞け。わしは呉とともに天はいただかぬぞ」などと怒っていて、「うわこれか」と今とても気持ちがよい感じはしている。けども、漢字変換が全然できないので(『関羽』→「せきしょ+はね」など)、この文章を書くにあたって非常にイライラした。三国志オタクとかは「三国志辞書」入れるのが基本なのだそうです。