きゅるきゅる

 なにしろクルマの教習所に通っているときは、雨・ラッシュ・夜の教習ばっかりだったから、ずっと「雨の日の運転の何が危ないんだろう?」って思っていた。最初から過酷なコンディションに慣らされていたわたくし。でも今日、なんとなく、雨の日は気をつけなければいけないってのがわかったよ、視界の悪さ以外に。雨の日のタイヤって結構空転してるのな。ちょっとした水たまりにつっこんだだけできゅるきゅる。たまたまマンホールの上でアクセル踏んだだけできゅるきゅる。おおーって思った。
 でもこういうのは結局、一回タイヤがすべる感じを経験しないと、どこが限界なのかわからないよなあ。いやすべりたくないけど。今僕は、雨の日にどこまでが安全な運転でどこからが危険な運転なのか全然わかっていない。自分のなかでは、いつかクルマがすべったとき、華麗にカウンターステアをあて、後ろのベテランに「あの若葉マーク、やるな」と思わせるイメージができあがっているけど、それはあくまでもイメージである。でも小学生のときにラジコン大会で優勝したからきっと大丈夫。