畑の大豆

 今日は「海のキャビア」と呼ばれるものを食べさせられた。わけがわからない。なんだ「海のキャビア」ってふれこみは。海のキャビアってキャビアのことじゃないか。豚に向かって「陸の牛」と言ってしまうようなものだ。そういうふうにツッこむと、今度は「じゃあ魚のキャビア」と言われた。さらに本物のキャビアに近寄ってしまった。
 食べてみるとその味は、腐ってしまったのをごまかすためにとても塩辛く味付けされた魚の卵、という感じだった。本当に腐っていたのかもしれない。