読書

知る人ぞ知る(つまりほとんど知られていない)美文家田山幸憲氏が若いころ読んだというメルヴィルの『白鯨』を読む。これはまたしんどい本だなあ。『スペシャリストの帽子』とか日本の古い作家とか、最近やたらと僕にとっては読みにくい本ばかり読む羽目になってしまっている。でも別に「しばらくは読みにくい本を読もう」などと決意したわけではなくて、自然にそうなってしまっているのだから、そうすべきタイミングなんだろう。今はそういうタイミング。『白鯨』の解説のなかに、「漱石は英国留学中にこの本を読んだのではないか」とあったけれど、納得。『我輩は〜』に似ている。

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スターバックスコーヒーってここからきてるのか。