運ぶ男

ひさしぶりに超重い物をたくさん運んだ。たまーに重い物を運ぶ機会は訪れるが、せいぜい運び終わったあとに握力がなくなる感覚がある程度の重さである。しかし今日運んだやつは究極に重かった。何しろ今、背筋を使った感覚があるからね。だるい感じ。背筋を使ったってことは、それこそもう全力を振りしぼったということである。これは筋肉痛が楽しみだ(明後日の)。

ところでダイエットの有酸素運動というと、例えばジョギング、ウォーキング、エアロビクス、水泳などがある。今日思ったのは、「重い荷物運び」ってのは相当有効な有酸素運動なのではないかということ。例えば短距離走のような息を止めて全力で走る運動は有酸素運動にならないわけだけど、今日の僕は肩でハァハァ息をしながら荷物を運んでいた。つまりちゃんと有酸素運動であった。しかも、もしかしたら生まれて一番じゃないかと思うほど汗をかいた。途中、両膝に手をついてふぅ〜と休憩したとき、メガネのレンズに汗がたまったくらいである、ださ。つまり荷物運びは、非常に激しい運動であるのに有酸素運動だという理想形だと思われる。しかも腕の筋肉、腹筋、背筋が鍛えられるというおまけつき。ウォーキングしながら筋トレしているようなもの。問題は腰を痛めやすそうってことかな。

だいたい僕は、普通の有酸素的な運動なんてかったるくてやってられない。ウォーキングにしてもジョギングにしても水泳にしても、あえて全力を出さずに地味ーに長い時間やり続け疲れるのを待たないといけない。それがなんか向かない。それに比べると荷物運びは力を振りしぼらないといけないし、それでいて有酸素運動っぽい。確証はないけど。問題は「荷物運び運動」をやると決めたとき、いったい何を毎日運べばいいのだ、ということである。