言い訳

 僕がiPhoneを買った大きな理由は、隙間時間の有効活用だった。
 往復合計二時間の通勤時間に、こうやって文章を書いたり、ウェブをみたり音楽を聴いたり遊んだりできればいいなあと。
 考えてみれば、僕が気にかけているのはいつも、隙間時間にやることばかりである。今回のiPhoneしかり、寝ながら読むための本を買うことだったり。何かしらの精神活動は全て隙間時間にやっているのか、というね。
 じゃあ隙間じゃない時間には何をやっているんだろうと思うと、特に何もやっていないような気がしてくるなあ。
 まあでも、人間は頭の働き過ぎる動物だから、いざ“かまえて”何かやろうとすると、妙な理屈に邪魔されたり、思惑から抜け出せず何もできなかったりするんじゃないかなと思う。「〜しながら」のほうが、いい感じの活動ができるのかもしらんね、という言い訳。