さながら宗教的な儀式

 今日の雷は久々に、ちょっとすごかったぞ。「電気を消しなさい。電気つけてると雷が落ちる」とばあさん理論が炸裂するほど。
 ところでこの理論が正しいかどうかはわからないけど、年寄りが頑なに信じていることって案外面白いものが多い。やっぱり年取ってくると「この年になってもう迷うこともあるまい」って感じで、体が自然に新しい理屈を受け付けないようになるんですかね。
「なんで電気つけてると雷が落ちるの?」
「電気が通ってるから」
「そう」
 というわけで本日午後四時ごろ、滝本家では僕の部屋以外真っ暗でした。雷様。